1年前のバレイヤージュを「ブロンドベージュバレイヤージュ」に復活!失敗しないやり方をプロが解説
今日は、
1年前のバレイヤージュカラーのお客様を
→「ブロンドベージュバレイヤージュカラー」にする方法
を解説します。
現在、同じような色落ち状態で、「また素敵なバレイヤージュカラーにしたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1年前のバレイヤージュをブロンドベージュバレイヤージュに復活!失敗しないやり方1「カウンセリング」
まずは「カウンセリング情報(髪の状態・ご要望・レシピ)」を公開します。
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《before》
・1年前にバレイヤージュ
・根元10cm新生毛
・毛先、過去にブリーチ複数回
・中間、17トーン
・毛先、切れ毛あり17.5~18トーン
・アイロン高温で使用
《ご要望》
・海の似合うブロンド系にしたい
・褪色後も綺麗に維持できるようにしたい
《レシピ》
・薬剤「タマリス」
・1ブリーチ
根元「4.5%2倍+プレックス10%」
中間「3%2倍+プレックス10%」
毛先「トリートメントで保護」
・2ブリーチ
根元、中間「3%2倍」
毛先「3%2倍:クリア(1:1)+プレックス10%」
・オンカラー
根元「NeG:3%:水 = 1 : 1 : 1」
毛先 「NeG + PP20% + CO5% + LM 5%:3% = 1:1」
1年前のバレイヤージュをブロンドベージュバレイヤージュに復活!失敗しないやり方2「ブリーチ工程」
次に「ブリーチの工程」について解説します。
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《準備》
・全体の履歴を見極め、エアタッチの際に綺麗に分かれるようにするため、ブリーチワーク前にアイロン又はブローする
《ブリーチ1回目》
・結んだ時も可愛く見せるためにアウトラインにスライシングでデザインを
・顔まわりは、よりデザインを強調するために太めのスライスを入れ、フェイスフレーミングを入れる
・スライスは交互に入れ、褪色後も立体感がでるように
・ハチ下は「バックコーム」でデザイン
・ハチ上は縦スライスで「エアータッチ」
・表面は「逆エアータッチ」で繊細なデザインを
・アンダーは5cmスライス幅で前上がり、前下がりのデザインに
・ミドルは3cmスライス幅で前上がり、前下がりのデザインに
・トップは縦スライスで薄めで根元からデザインを
・ハイダメージの毛先はブリーチはつけず、トリートメントで保護、補強
・ダメージを抑えるためコーミングは最小限に
《ブリーチ2回目》
・30分放置後チェックし追いブリーチ
・抜け具合を見て、塗布量を所々で変える
・抜けが悪い箇所は、塗布量多め+PH強め
・抜けが良い箇所は、塗布量少なめ+PH弱め
・ブリーチの作用を止めたい箇所は、ブリーチを拭き取りケア剤を
・ブリーチしていない髪(ベースとなる髪)を暗くする
・残留しないように調合
・10分放置後、毛先にブリーチを塗布し、均一になったらシャンプー&トリートメント
1年前のバレイヤージュをブロンドベージュバレイヤージュに復活!失敗しないやり方3「オンカラー工程」&「まとめ」
次に「オンカラーの工程」について解説し、最後に「まとめ」です。
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今回は「オンカラーの工程&まとめ」です。
《オンカラー》
・オンカラーはウェットの状態で塗布
・色ムラにならないようにスピーディーに
・ダメージを軽減させるため、塗布前にコーミング
・最小限にコーミングし、面を整えた後は指で馴染ませる
・根元は地毛を染めず、地毛とブリーチの境目に反応するよう微アルカリに調合
・アルカリを強くすると、褪色後、地毛が明るくなってしまうので注意
・毛先はダメージの軽減とベースを明るくしないようアルカリを落とし、低明度で透明感が出るよう調合
・補色を利用し、透明感のある柔らかいブロンドに
・15分放置後、よく乳化しシャンプー
・ブロンドベージュバレイヤージュの完成
・根元は地毛を活かしながらボカしているので、伸びても素敵なスタイルを維持可能
《まとめ》※ポイント5つ
1,,毛先15cmくらいに複数回のブリーチ履歴、熱ダメージがあるので、栄養補給しながら施術すること
2,髪の履歴を見極めながら塗布量、PHを調整すること
3,1ブリーチ目は、毛先にブリーチを付けないように注意すること
4,前方、後方にオーバーダイレクションをかけてデザインすること
5,オンカラーは、根元は残留させないように調合し、毛先はダメージを軽減させるためPHを調整し、ケア剤も使用し塗布すること
1年前のバレイヤージュをブロンドベージュバレイヤージュに復活するには、金額はいくらかかる?
「2ブリーチ+オンカラー+ケア剤+トリートメント」
・新規客様 22000円
・既存客様 27500円
バレイヤージュカラーのお値段は「ブリーチの回数」によって異なります。
例えば、お客様の髪の状態が、
・暗い色が残っていたり
・全体的に色がマダラだったり
・まったくブリーチをしたことがなかったり
すれば、その分ブリーチが必要になります。
instagramなどのネット上で見たことのあるバレイヤージュカラーは、すべてブリーチが施されてるとお考えください。
たまに「ブリーチなし」などと書かれていることがございますが、それは元々がブリーチ毛だった場合に限ると断言できます。
ですから、「髪が傷みそう」などという理由からブリーチをしないと、お客様のイメージ通りのバレイヤージュカラーにはなりません。
そもそも、ただのカラー剤にも、すべてブリーチ剤が含まれているので、カラーを繰り返せば、ブリーチと同じように傷みます。
ですので、何回もカラーをするくらいであれば、1回のブリーチで済ませた方が傷みも少なく済みますし、理想のバレイヤージュカラーになります。
(色持ちも圧倒的に良くなります)
今回のお客様の場合、Beforeの髪の状態が
・1年前にバレイヤージュ
・根元10cm新生毛
・毛先、過去にブリーチ複数回
・中間、17トーン
・毛先、切れ毛あり17.5~18トーン
・アイロン高温で使用
で、ご要望が、
・海の似合うブロンド系にしたい
・褪色後も綺麗に維持できるようにしたい
とのことでしたので、
「2ブリーチ+オンカラー+ケア剤+トリートメント」でしっかりデザインしつつ、ケア&トリートメントもたっぷりさせて頂きました。
※根元が伸びても褪色してもデザインに活かせるよう施術・調合しているので、ご自宅でムラサキシャンプーを使えば「6ヶ月」オシャレに美しくキープできます
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心よりご来店お待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大人の「Eバレイヤージュカラー」サロン D-PATH