ハイダメージ毛でも「透明感あるベージュバレイヤージュ」にできる?失敗しないやり方をプロが解説!
今日は、
複数回パーマやカラーをしてハイダメージ毛のお客様を
→透明感あるベージュバレイヤージュカラーにする方法
を解説します。
現在、同じような色落ち状態で、「また素敵なバレイヤージュカラーにしたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイダメージ毛でもベージュバレイヤージュに!失敗しないやり方1「カウンセリング」
まずは「カウンセリング情報(髪の状態・ご要望・レシピ)」を公開します。
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《before》
・3ヶ月前に他店でハイライト
・半年前まで他店で複数回パーマ
・中間、ミドルダメージ毛先ハイダメージ
・根元1cm新生毛
・全体10レベル
《ご要望》
・派手すぎず大人で上品なスタイルにしたい
・褪色後も綺麗にして放置できるようにしたい
《レシピ》
・薬剤「タマリス」
・1ブリーチ
根元、中間「4.5%2倍+プレックス10%」
毛先「ブリーチ塗布せずクリアで保護」
・2ブリーチ
根元、中間「3%2倍」
毛先「3%2倍+プレックス10%」
・オンカラー
根元「NeG:3%:水 = 1 : 1 : 1」
毛先 「NeG+ PP 10%:3% = 1:1」
ハイダメージ毛でもベージュバレイヤージュに!失敗しないやり方2「ブリーチの工程」
次に「ブリーチの工程」について解説します。
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《ブリーチ1回目》
・結んだ時も可愛く見せるためにアウトラインにデザインを入れる
・根元からしっかりコーミングし、テンションをかける
・毛先2~3cmを持ちエアタッチ
・褪色後も立体感を持たせるためスライス幅で陰影を調整
・アンダーは5cmスライス幅で前上がりのデザインに塗布
・ミドルは3cmスライス幅で前上がりのデザインに塗布
・トップはスライス薄めでしっかり根元からデザインを入れる
・表面にレイヤーが入っているため、トップとミドルの繋ぎ目を馴染ませるようにデザインする
・毛先は複数パーマ履歴ハイライト履歴があるためブリーチはつけずクリア剤で保護する
・毛先はハイダメージ毛なので短時間でリフトするのでこまめに上がり具合、ダメージレベルチェックする
・ダメージを抑えるためにコーミングは最小限にする
《ブリーチ2回目》
・30分放置後、チェックし追いブリーチ
・上がり(抜け)具合を見て塗布量を所々で変える
・塗布量を調整しながら毛先にも塗布し、4ブロックのうち2ブロックを塗布したら、1番最初に塗布した部分の上がり具合をチェックし塗布量を調整する
・上がり(抜け)が悪い箇所は塗布量多め+PH強め
・上がり(抜け)が良い箇所は塗布量少なめ+PH弱め
・ブリーチの作用を止めたい箇所は、ブリーチを拭き取りケア剤を塗布しブリーチ作用を止める
・ブリーチしていない髪(ベースとなる髪)を暗くする
・残留しないように調合
・15分放置後チェックし、均一になったらシャンプー&トリートメント
ハイダメージ毛でもベージュバレイヤージュに!失敗しないやり方3「オンカラーの工程」&「まとめ」
次に「オンカラーの工程」について解説し、最後に「まとめ」です。
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《オンカラー》
・オンカラーはウェットの状態で塗布していく
・色ムラにならないように塗布スピードを意識
・コーミングはダメージの原因になるため、塗布前にコーミングする
・最小限にコーミングし、面を整えた後は指で馴染ませる
・根元は地毛を染めず、ディバイングライン(地毛とブリーチの境)のみに反応するように微アルカリに調合
・アルカリを強くすると、褪色後、根元の地毛が明るくなってしまうので注意
・毛先はダメージの軽減とベースを明るくしないようアルカリを落とし、低明度で高明度になるように調合
・補色でピンクを10%調合し、柔らかく上品な質感に
・15分放置後、よく乳化しシャンプー
・上品で大人なデザインのベージュレイヤージュの完成
・根元は地毛を活かしながらボカしているので、伸びてきても素敵なスタイルが維持可能
《まとめ》※ポイント5つ
1,ハイライトカラーの履歴と毛先10cmくらい複数回のパーマ履歴があるので、まず優しいブリーチでリフトしていき、パーマ履歴部分のハイダメージ部分はブリーチ1回目はクリア剤で保護する
2,2回目のブリーチは塗布量を調整しながら毛先にも塗布し、4ブロックのうち2ブロックを塗布したら、1番最初に塗布した部分の上がり具合をチェックし塗布量を調整する
3,毛先はハイダメージ毛なので短時間でリフトするのでこまめに上がり具合、ダメージレベルチェックする
4,デザインする際は、前方にオーバーダイレクションで前上がりにデザインしていき、また表面にレイヤーが入っているため、トップとミドルの繋ぎ目を馴染ませるようにデザインする
5,オンカラー時、根元は残留させないように調合し、毛先はピンクを補色として使用し上品な色味に仕上げる
ハイダメージ毛をベージュバレイヤージュにした時の「値段」はいくら?
《今回のバレイヤージュのお値段》
「2ブリーチ+オンカラー+ケア剤+トリートメント」
・新規客様 22000円
・既存客様 27500円
バレイヤージュカラーのお値段は「ブリーチの回数」によって異なります。
例えば、お客様の髪の状態が、
・暗い色が残っていたり
・全体的に色がマダラだったり
・まったくブリーチをしたことがなかったり
すれば、その分ブリーチが必要になります。
instagramなどのネット上で見たことのあるバレイヤージュカラーは、すべてブリーチが施されてるとお考えください。
たまに「ブリーチなし」などと書かれていることがございますが、それは元々がブリーチ毛だった場合に限ると断言できます。
ですから、「髪が傷みそう」などという理由からブリーチをしないと、お客様のイメージ通りのバレイヤージュカラーにはなりません。
そもそも、ただのカラー剤にも、すべてブリーチ剤が含まれているので、カラーを繰り返せば、ブリーチと同じように傷みます。
ですので、何回もカラーをするくらいであれば、1回のブリーチで済ませた方が傷みも少なく済みますし、理想のバレイヤージュカラーになります。
(色持ちも圧倒的に良くなります)
今回のお客様の場合、Beforeの髪の状態が
・3ヶ月前に他店でハイライト
・半年前まで他店で複数回パーマ
・中間、ミドルダメージ毛先ハイダメージ
・根元1cm新生毛
・全体10レベル
で、ご要望が、
・派手すぎず大人で上品なスタイルにしたい
・褪色後も綺麗にして放置できるようにしたい
とのことでしたので、
「2ブリーチ+オンカラー+ケア剤+トリートメント」でしっかりデザインしつつ、ケア&トリートメントもたっぷりさせて頂きました。
※根元が伸びても褪色してもデザインに活かせるよう施術・調合しているので、ご自宅でムラサキシャンプーを使えば「6ヶ月」オシャレに美しくキープできます
透明感あるベージュバレイヤージュカラーにしたい方は『D-PATH』へ
当店は、髪を傷ませず、オシャレに長持ちする「大人のバレイヤージュカラー」専門サロンです。
オリジナル技術「Eバレイヤージュ」なら、美しく立体感あるカラーを「6ヶ月」維持可能。
そんなバレイヤージュカラーは、「理想通りにならない」「日本人には似合わない」と言われがちですが、”1,2種類のバレイヤージュ技法しか習得していない”と、そういった残念な事態を招いてしまいます。
当店には、世界のバレイヤージュリストの講習を受け、全50種類のバレイヤージュ技法を習得した「バレイヤージュリスト」のみ在籍しております。
お客様のご要望・髪色・肌の色・髪質・骨格・ライフスタイルに合わせて、数あるデザイン&技術の引き出しから、お客様の理想通りのバレイヤージュカラーを提供いたします。
他店で失敗された経験のある方も、安心して『D-PATH』にご相談・ご来店ください。
詳細・ご予約・お問い合わせは、プロフィール欄のURL(ホームページ)からどうぞ!
※福島県、千葉県、埼玉県に店舗がございます
心よりご来店お待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大人の「Eバレイヤージュカラー」サロン D-PATH